【千葉県柏市の擁壁物件】他社査定金額より50万円アップで中古戸建を買い取りました

千葉県柏市柏の「中古戸建」買取時の状況

①擁壁物件
➁室内ボロボロ
③解体費用にお金がかか
④がけ条例にひっかかる
⑤10年空き家
⑥鉛菅が利用されている

①擁壁物件

対象不動産は、高い擁壁の上に建設された物件でした。擁壁物件の物件の売買は一般的に困難と言われております。理由は、擁壁の安全性が保障されないことが多々あるからです。そのため、一般エンドユーザーに向けて仲介をすると、この安全性の担保で話が壊れてしまうことがあり、依頼主様も一般の方に売買することを諦め弊社に直接買取を依頼していただきました。

②室内ボロボロ

室内は、「雨漏り」「傾き」と瑕疵が目立つ物件でした。経年劣化と長年空き家となっていたせいか、現況での売買は難しい様子でした。依頼主様でリフォームをして売買するか、それらを差し引いた形で不動産会社に買ってもらうかの2択となり、一番高い買取金額を出した弊社にて売買が成立しました。

③解体費用にお金がかかる

対象不動産を解体して更地にして売買することも検討した依頼主様でしたが、思う以上に費用がかかってしまい、手出しでそれだけ捻出することは難しいため、現況の売買を望んでおりました。

④がけ条例にひっかかる

対象不動産は、「がけ条例」の対象となる物件でした。「がけ条例」敷地ががけに面しており、一定の高さを超えるがけの上または下に建物を建築する場合、条例によって制限を設けられたものです。不動産における一般的な定義としては「2mや3ｍを超える、硬岩盤（こうがんばん）以外の土質で、30度を超える傾斜のある土地」を崖（がけ）といいます。がけ条例の規制内容は、都道府県によって異なります。そのため、再建築することも難しく尚更擁壁の上に建設された建物を壊すことができなかったとのことです。

⑤10年空き家

対象不動産は、10年空き家となっておりました。そのため、経年劣化の激しい物件となっておりました。

⑤鉛菅が利用されていた

対象不動産の上水は「鉛菅」が利用されておりました。鉛菅とは、鉛製の給水管のことで、以前は全国で使われていました。鉛製給水管の大きな特徴として、錆びにくさと柔軟性に優れた素材で耐久性と加工のしやすさがあり、水道の開始と同時に採用され近年まで使われていました。鉛は、無機鉛、有機鉛ともに職業暴露や環境汚染によって、増血系、中枢・末梢神経系、腎臓などを障害する。また、鉛は体内に蓄積し慢性中毒として、痙攣や昏睡などの鉛脳症が重大な影響として知られている。幼い子供は、成人と比べて鉛を４〜５倍吸収しやすく、身体からの排泄速度も低い。乳幼児及び妊婦は鉛による健康被害を受けやすく、慢性影響として小児に対する脳浮腫やニューロン変性を伴う鉛脳症が問題とされてきました。そのため、不動産取引の中では、「告知物件」として取り扱われます。

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